徒然なるままに

南国の様な雰囲気を醸しだすマホニア(別名ホソバヒイラギナンテン)は、日陰にとても強い植物で、細長い葉は柔らかく少し濃い緑色で黄色の花がとても鮮やかなのが特徴です。花が少なくなる季節にとても映える常緑低木です。
病害虫にとても強いと言われるマホニアですが、実はその花の蜜は秋に活動を活発化させるスズメバチの大好物で、蜜腺が出ている為に蜜がとても吸いやすいようです・・・。ご鑑賞の際にはお気を付けください。

花言葉…優しい暖かさ

まだまだ残暑が続いておりますが、晴れ渡る空を背景に光り輝くパンパスグラスが見頃を迎え、秋の訪れを告げています・・・。
ススキに似たイネ科の植物ですが南米原産で、ススキよりも花穂のボリュームがあり高さも2~3mと人の背丈よりも大きく育つので、遠くで見ても近くで見ても雄大で圧倒されてしまいます。

花言葉…光輝、雄大な愛

猛暑が続いておりますが、こちらは真夏の太陽の郷にその容姿で涼を感じさせてくれるタカサゴユリです。
すらっとした茎の先に真っ白な細長いラッパ状の花が特徴で、その美しい姿から「立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花」と女性を褒める言葉にも使われます。
また、白いユリは西洋では聖母マリアを象徴する花ともされています。

花言葉…無垢、純粋

郷の夏を彩る黄色や橙色の花々・・・。
中でも日本最古の歌集「万葉集」にも複数登場するこちらの忘れ草(カンゾウ)は、古来より日本人
に愛され続けている花の一つです。
一日花なので見つけた時には是非足を休めてご覧になってください。
こちらはヤブカンゾウ(八重咲き)ですが、カンゾウの新芽や花は昔から食用として食べられています。

花言葉…愛の忘却、悲しみを忘れる、憂いを忘れる、宣告

初夏に花径4~5㎝の黄色の花を咲かせます。花弁より長い雄しべが特徴で、美しい花と柳のような葉をもつこの木を、中国の玄宗皇帝が楊貴妃と過ごした未央宮殿の情景になぞらえて未央柳と呼ぶようになったといわれています。
アジサイの青や赤、紫のような色が多い中で黄色い花を咲かせるビヨウヤナギは、この時期とても目立ってみえます。

花言葉…気高さ、多感

古くから恋占いに使われてきたお花、マーガレット。
郷のお庭では、新緑の季節になると毎年、低層棟の南側、真ん中に位置する桜の丘の東面に群生で咲き出します。
ともに群生する小判草の中に、そよ風に揺られる純白のマーガレットの姿がとても清楚な印象です。

花言葉…恋占い、真実の愛、信頼

庭園内の第一病舎脇に濃いピンク色で一段と目を引く桜があります。こちらは「湘南緋桜」として太陽の郷に伝わる桜です。
掛け合わせは不明ですが、濃いピンク色の花を下向きにつけて咲くその姿は、まさに早咲き種の寒緋桜の血筋を思わせます。

花言葉…精神の美、優美な女性、純潔

あまり彩りのない冬のお庭の片隅に、光沢のある黄金色の花が咲いています。
幸福の「福」と長寿の「寿」から名付けられたとても縁起の良い花「福寿草」です。
正面玄関前のロータリーから階段を下りて左手の花壇に、陽だまりの中ひっそりと春を感じる素朴な美しさを楽しめます。

花言葉…幸せを招く、永久の幸福

澄んだ青空に映える梅の花・・・。

正面玄関からお庭を眺めると毎年一番に咲く梅の木が今年も見頃を迎えています。

お庭ではメジロ達もちらほら見かけるようになったので、いよいよ春の訪れを感じる今日この頃です。

郷の梅は豊後性のものが多いので、これから花と実の両方を楽しんでいただけます。

花言葉…高潔、忠実、忍耐

風雪に耐えながら、緑色を変えずに飄々と風に揺れる笹。中でも葉に白い隈取りがありとても愛嬌のあるクマザサは、漢方では万病に効く薬草として扱われています。                                                                                      厳しい環境に耐える竹(笹)は、松・梅と並んで「厳寒三友」と呼ばれ、お正月には欠かせないものとなっています。ちなみに、伸びるときに皮が落ちるものを竹類、落ちないものを笹類と言います。

花言葉…抱擁、孤高

徒然なるままに

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