徒然なるままに

古くから恋占いに使われてきたお花、マーガレット。
郷のお庭では、新緑の季節になると毎年、低層棟の南側、真ん中に位置する桜の丘の東面に群生で咲き出します。
ともに群生する小判草の中に、そよ風に揺られる純白のマーガレットの姿がとても清楚な印象です。

花言葉…恋占い、真実の愛、信頼

庭園内の第一病舎脇に濃いピンク色で一段と目を引く桜があります。こちらは「湘南緋桜」として太陽の郷に伝わる桜です。
掛け合わせは不明ですが、濃いピンク色の花を下向きにつけて咲くその姿は、まさに早咲き種の寒緋桜の血筋を思わせます。

花言葉…精神の美、優美な女性、純潔

あまり彩りのない冬のお庭の片隅に、光沢のある黄金色の花が咲いています。
幸福の「福」と長寿の「寿」から名付けられたとても縁起の良い花「福寿草」です。
正面玄関前のロータリーから階段を下りて左手の花壇に、陽だまりの中ひっそりと春を感じる素朴な美しさを楽しめます。

花言葉…幸せを招く、永久の幸福

澄んだ青空に映える梅の花・・・。

正面玄関からお庭を眺めると毎年一番に咲く梅の木が今年も見頃を迎えています。

お庭ではメジロ達もちらほら見かけるようになったので、いよいよ春の訪れを感じる今日この頃です。

郷の梅は豊後性のものが多いので、これから花と実の両方を楽しんでいただけます。

花言葉…高潔、忠実、忍耐

風雪に耐えながら、緑色を変えずに飄々と風に揺れる笹。中でも葉に白い隈取りがありとても愛嬌のあるクマザサは、漢方では万病に効く薬草として扱われています。                                                                                      厳しい環境に耐える竹(笹)は、松・梅と並んで「厳寒三友」と呼ばれ、お正月には欠かせないものとなっています。ちなみに、伸びるときに皮が落ちるものを竹類、落ちないものを笹類と言います。

花言葉…抱擁、孤高

今年はセンリョウがとても綺麗です。 縁起物として「千両」から名付けられたこちらの植物センリョウは、葉の上に実をつけるのに対して、同じように「万両」から名付けられたマンリョウは、葉の下に実を垂らすようにつけます。

江戸時代、「千両役者」という言葉が生まれた程千両の価値自体高かったと想定されますが、実の付き具合から想像すると千両は「大金持ち」、万両は「億万長者」位の違いがあったのでしょうか・・・。

花言葉…利益、富、財産、裕福

今年は、秋に台風が通過しなかったため良い紅葉の季節を迎えられそうです。郷の庭のナンキンハゼも、紅から黄色までカラフルに色づき始めています。よく見ると、黒い殻のはじけた白い実がたくさんなってます。この実にはたくさんの油分が含まれるため、ムクドリやカラスなどの大好物でよく集まって美味しいと鳴いています。

花言葉…真心、心が通じる

この地域特有の植物ミゾソバです。茅ヶ崎市でも、相模川にほど近い太陽の郷周辺ではもともと湿地が多く、ミゾソバの群生が多数見られます。このミゾソバの群生を、今郷のひょうたん池周りでも見ることができます。金平糖のような花の蕾が開花すると、白からほんのりとピンクがかった梅のような小さな花をたくさん咲かせます。同じタデ科の一年草、赤まんま(犬蓼)のピンクの花と相まってとても綺麗です。

花言葉…純情、風変り

正面玄関前のロータリーから庭園へ抜ける階段を下りて右手のベンチの前に咲いています。
ヤブランは、郷では木陰になるような場所にあることが多いですが、この斑入りヤブランは日に当たる場所にあるにも関わらず、上手くツルニチニチソウに隠れることが出来たのか今年は葉焼けも少なく元気です。

花言葉…謙虚、隠された心、忍耐

郷の食堂前の池に生息するガマ(蒲)です。
これはヒメガマ(姫蒲)という種類ですが、湘南・鎌倉・三浦半島には他にもガマ(蒲)やコガマ(小蒲)などがあります。
ヒメガマの最大の特徴は、ガマの穂にあたる雌花とその先にある雄花が完全に分離されていて、その間に緑色の茎が確認できることです。
かまぼこ(蒲鉾)の名の由来が、このガマ(蒲)の姿であることは有名な話ですが、昔の蒲鉾は竹串に塗って焼いていたからだそうです。

花言葉…「従順」「素直」「慌て者」「無分別」「救護」「慈愛」

徒然なるままに

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