徒然なるままに

寒い冬の時期に、郷のシンボルツリー楠木の足もとを鮮やかなピンク色で彩るのが寒椿(カンツバキ)です。
椿という名が付きますが、花の落ち方からサザンカにより近い特性を持っています。
花言葉にある「控えめな愛」は、横に横に広がり背が高くなりにくく腰が低い寒椿の姿に由来しています。

花言葉…愛嬌、控えめな愛

沿岸地域の山野に自生していることが多い樹木です。
果実から木蝋の原料を採取するために栽培されていたものが野生化したと考えられ、別名ロウノキとも呼ばれています。
今では庭木としても親しまれ、秋の紅葉の季節には、真っ赤に染まった姿で庭園を彩ります。

花言葉…真心

 

今年は、お庭の紅葉も去年より半月ほど遅れているような感じですが、そのおかげで11月に入ってもピラカンサスの実がだいぶ残っていますね・・・。
ようやくお庭の紅葉も進んできた今日この頃、ピラカンサスの木にはヒヨドリやオナガなどの野鳥が、行っては来てはで実をつつきに来る姿をよく見かけます。人には毒があり食べられないピラカンサスの実ですが、鳥たちには大人気のようです。
芝が黄色くなり始め、朝晩の冷え込みが冬の訪れを間近に感じます。

花言葉…燃ゆる想い、美しさはあなたの魅力、防御

今年は、例年にない猛暑が続き、10月に入ってようやく秋を感じられるようになってきました。
現在、丸池ではコスモスが満開で見頃を迎えています。
今年は台風による被害もなく、とてもきれいに咲いているので、お時間のある方はぜひ実際にご覧になってみてください。
因みに、秋桜を「コスモス」と読ませるようになったのは、山口百恵さんの「秋桜(コスモス)」がヒットしてからのようです。

花言葉…乙女の真心、調和、謙虚

9月に入っても、真夏日や熱帯夜が多く、異例の暑さが続いておりますが、郷の庭の芝刈りをしていると、ふと秋を感じることもちらほら・・・。
こちらは8月~9月が花期のツルボ(蔓穂)です。そろそろ秋が近いだろうと、芽を出し始めました。
多年草の球根植物で、日なたは大好きですが、適度な湿り気のある土壌を好むので、郷では、うっすらと日の光が入る木陰の芝生や草むらに生えています。

花言葉…誰よりも強い味方

郷の東側の道路際フェンス沿いに、真夏の暑い盛りにひっそりとノウゼンカズラが花を咲かせています。
ノウゼンカズラは、本来日差しをたいへん好む植物ですが、東向きに植えられた郷のノウゼンカズラも、午前中の貴重な日差しを浴びて、毎年夏になるとチラホラとオレンジ色のビタミンカラーの花を咲かせてくれます。

花言葉…名声、名誉

夏の郷のお庭では黄色い花々とオレンジ色の花々がよく目立ちます。
なぜこういった色が多いのか、夏の日差しや昆虫との関係性なのか、魔訶不思議の一つです・・・。
オレンジ色の花の中でも、外側に反った花びらと斑点模様が鬼のように見えることから名付けられたオニユリ(鬼百合)は、背丈くらいの位置で下向きに咲くのが特徴です。
その球根(鱗茎)は、ユリ根と呼ばれ昔から食用として親しまれています。

花言葉…賢者、華麗、陽気

植物を多く詠む万葉集では、ハギ(萩)は最も多く歌われる植物で、その美しさから秋の七草の一つにも数えられています。
実はそのハギ(萩)ですが、「山火事が起きると、ハギが芽を出す」と言われ、その種子は、地中で高温にさらされると、その熱により発芽が促進され芽を出すほどのとても生命力のある植物です。

花言葉…思案、内気、柔軟な精神

ロータリー階段下

ヤマハギ

ひょうたん池の水辺を鮮やかな黄色で彩るキショウブ(黄菖蒲)の花。
実はこのキショウブ、繁殖力がとても強く、外来生物法で要注意外来生物に指定されている植物です。
太陽の郷では、毎年冬の時期に繫殖する根株を切り落として対応しています。
しかし、日本に入って来た明治頃は、黄色い花ショウブは希少で全国に広まったようです。

花言葉…幸せを掴む、私は燃えている、信じる者の幸福、友情

ヤマブキの花と似ていることから、シロヤマブキと名づけられました。ヤマブキの白花種であるシロバナヤマブキと混同されやすいですが、植物分類学的には別種です。
大きな違いは、ヤマブキが花弁5枚・葉が互生に対して、シロヤマブキは花弁4枚・葉は対生です。
野鳥にはおいしくないのか不人気で、冬場でも黒い実のみが残っています。

花言葉…細心の注意、気品、崇高

徒然なるままに

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